高架都市デザイン(Elevated Urban Design、EUD)を、土地利用と生態資源の不足問題に対応する革新的な解決策として研究し、都市空間の緑地の炭素貯蔵量を増加させ、生態系サービス価値(Ecosystem Service Value、ESV)を向上させる。EUDモデルにおける土地利用・被覆変化(Land Use and Cover Change、LUCC)と住宅地緑地の炭素吸収量増加およびESVの連関関係に焦点を当てる。研究尺度として15分生活圏を採用し、炭素排出係数法により土地利用変化による緑地炭素貯蔵量の増分を推定する。生態経済学の原理に基づき、生態系サービス価値の潜在力を分析する。研究結果は以下の通りである。(1)15分生活圏を計画範囲とした場合、EUDモデル下の住宅地緑地の増加量は24.4~59ヘクタールであり、緑地被覆率の増加は6.1%~14.75%である。(2)EUDモデル下の住宅地緑地の炭素排出量は6.68~16.16トン/ヘクタール減少した。(3)住宅地緑地とESVには正の相関があり、ESVは58万7,300~141万8,300元増加した。(4)EUDモデルは土地の集約的な転用によって都市生態系の目標指向的発展の完全性を促進する。